Q-DOG(キュードッグ)とは
V-CAT(SKK式適性検査)で60年以上に渡り培われた【作業検査法】に加え、一般の適性検査やストレスチェックなど多くの検査が採用している【質問紙法】を取り入れ、【作業検査法】と【質問紙法】の2軸から評価する、他に類をみないWEB版適性検査です。Q-DOGの作業検査は、検査のしくみやどうすれば良い結果が得られるかについて、想定することが極めて困難なため、意図的に良い結果をだすための作為(攻略法)が、ほぼ不可能です。
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ストレス自覚
本人がどういった“ストレスの種類”を自覚しているかを測定します。ストレスの自覚の有無やその程度は、社会適応とモチベーションの重要な要素となります。
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ストレス耐性
V-CATの臨床データに照らし合わせて、作業検査法によるストレス耐性を測定します。ストレス耐性の有無は能力の発揮度や環境適応力に大きく影響します。
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マイセールスポイント
自分の特性を活かせると認識している仕事の方向とアピール度の高さを測定します。本人が強みと感じている指向が本当に実現可能なのかどうか、作業検査や面接で確認することが重要です。
パフォーマンスマップ
X軸「ストレス自覚」とY軸「ストレス耐性」の2軸から現在の状態をマップ上の位置として展開し、ハイパフォーマンスの期待度や組織への適応度を10段階(A+~E)で判定しています。この判定は、実際の企業に勤務している社員において、SA(ストレス自覚)が適度で、ST(ストレス耐性)が高いときに、ハイパフォーマンスを示すという臨床知見に基づいています。
※SA(ストレス自覚)は、自覚が過度であれば心身にさまざまな問題が生じますが、逆に過小であっても適度な緊張とやる気にはつながりません。SAが適度なときに集中力が増し心身が活性化することが、臨床データから確認されています。
会社用一覧表
受検者全員の一覧表と採否の判断に役立つコメントを列記しています。
採用選考時のスクリーニングや面接の際の参考資料として活用いただけます。
個人別結果報告書(面接官用)
受検者の採否等を判断する視点から、実際に働く際のイメージや、面接時にチェックしておきたいポイントなどをシビアに記載しています。選考時の採否判断や、社員面談時の参考資料などにご利用いただけます。
個人別結果報告書(本人用)
受検者の詳細な人物イメージが記載されているので、指導の場面でも役立ちます。
受検者本人にフィードバックすることで自己理解やセルフケアに繋がります。
結果表をみても、結局オススメの人材かどうかわかりにくい
オススメの人材かどうか、わかりやすく10段階評価で判定
結果表を見ると数値は細かく載っているけど、結局オススメの人材かどうかわかりにくい、といったことはありませんか?Q-DOGの結果一覧表「判定」では「ストレス自覚」と「ストレス耐性」の2軸から、ハイパフォーマンスの期待度や組織への適応度を10段階(A+~E)で判定しています。判定結果が高いほど、組織において能力発揮の期待度が高くなり、オススメの人材となります。
判定結果の右側には、受検者の現在の状態を能力発揮や組織適応の面から簡潔にコメントしています。判定結果が低い場合は、こちらのコメントを参考にしながら、採用において慎重に検討することがのぞまれます。
作業検査から実際に想定される仕事ぶりの資質がわかる
個人別結果報告書(面接官用)では、判定ごとに異なる背景色で表示されるため、一目でパフォーマンス発揮度が分かります。
さらに、「マップコメント」では、採用や育成の視点から気を付けたいポイントや、作業検査の反応ぶりからみた仕事への取り組み方や特徴(正確性や処理速度など)についても記載しているので、入社後に想定される実際の仕事ぶりもふまえてご検討いただけます。
面接時と入社後の実際の働きぶりとで、印象が異なる
面接時の確認項目とギャップで受検者の本質を見抜く
面接の印象は活発で前向きな印象だったのに、実際働いてみると印象が異なる、といったことはよくありませんか?Q-DOGの結果一覧表「ジョブインタビューポイント」では、検査結果から、面接の場面で確認してほしいポイントをいくつか記載しています。ここが面接時にみられると、面接評価を下げたり、慎重な検討がのぞまれます。さらに個人別結果報告書(面接官用)では、当てはまる場合、実際に働く上で、どのような点に留意が必要か詳しく記載しています。このように、面接だけでなく、内定者や新入社員の面談時や日頃の働きぶりを評価する際にもご活用いただけます。
結果一覧表「ギャップ」に↑があると、本人が持っている資質を実際よりも過大↑に評価する傾向があるため(面接では本人のアピール度が高く、よく見えてしまうことがあります)、より掘り下げた質問で明確にすることが必要です。さらに個人別結果報告書(面接官用)では、受検者が強みとしてアピールしている仕事への指向と作業検査の特徴をふまえて、実際にその実現が期待できるか否か、簡潔なコメントで記載しています。
採用の合否だけでなく、入社後など長く活用できないか
本人に結果表をフィードバックすることで、セルフケアや活躍の方向性を探る
Q-DOGでは結果一覧表だけでなく、受検者本人にお渡しできる個人別結果報告書(本人用)がついてきます。採用選抜のための利用のみならず、インターンシップや内定者、入社者に対してフィードバックすることが可能です。個人別結果表の「ストレスアラート」では、ストレスが高じたときに、現れやすいストレス反応をグラフ表示し、強いストレス反応について、本人の感じ方、受けとめ方の特徴をコメントしています。
さらに、「マイセールスポイント」では、受検者が、自分の強みとしてアピールしている仕事への指向について、その程度をグラフ表示しています。これらの指向を磨くことで、「思う・やりたい」という主観的なレベルから、「できる」という実際の行動レベルへ、自己成長に向けたアドバイスをしています。
個人別結果報告書(本人用)は、受検者本人だけではなく、採用においてより詳しい人物像を知りたい場合や、入社後の指導や育成の場面など幅広く活用いただくことができます。
対象 | 新卒・中途採用の応募者、正規社員・職員及びそれに準ずるもの | |
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検査時間 | 約35分 | |
実施方法 | テストセンター方式(全国280箇所)、WEB形式から選択 | |
結果表媒体 | PDF形式、CSV形式(コメント含む全て) | |
結果表種類 | 会社用一覧表、個人別結果報告書(面接官用)、個人別結果報告書(本人用)、データファイル(CSV) | |
測定尺度 | 判定 | A+からEまでの10段階評価 |
SA:ストレス自覚 |
質問紙法による10段階評価 下位6反応:強引・がさつ、短気・感情的、過敏・心配性、自罰・不安感、執着・不満感、逃避・無関心 |
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ST:ストレス耐性 | 作業検査法による10段階評価 | |
ジョブインタビュー ポイント |
面接時・面談時のチェック項目 | |
マイセールスポイント |
質問紙法による10段階評価 下位5指向:先導推進指向、積極果敢指向、創造独創指向、堅守堅実指向、支援協調指向 |
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ギャップ | 自己過大評価(↑)、自己過小評価(↓) | |
特記 | 4種 |