開催内容

①苦情を“クレーム”にさせないための怒りの鎮め方　保護者の“苦情”応対力アップ
 かつてモンスターペアレントなどと保護者を揶揄した時代がありました。確かに常識外れの要求をしてくる方がいたのも事実です。しかし、こちらの応対が不適切であるため、相手を怒らせてしまいモンスター化させていたのかもしれません。もちろん、今でも理不尽な要求や感情的になって保護者が怒りをぶつけてくるケースもあります。なぜ苦情が起きるのでしょうか？その正体がわかれば、応対法にも光が見えてきます。また、近年では苦情を言ってくる保護者の中には、大人の発達障害も散見されます。
 今回は、保護者応対の中でも、特に「苦情から怒りの感情を抱く保護者」に焦点をあてて解説いたします。怒りが生じる心理背景をふまえながら、怒りを鎮める応対法を行動学だけでなくビジネスマナーや一般常識、そして大人の発達障害をからめて、保護者と円滑な人間関係を築く心理的コツをお伝えします。

②折れない心の育て方　～自己肯定感・他者信頼感を高める動機づけ～
 「もしもクレヨンしんちゃんが星一徹の息子になったら？」「ドラえもんに頼ってばかりなのび太はいつ自立できるのか？」など、人気漫画のキャラクターになぞらえながら子どもの自己肯定感・他者信頼感を高める動機づけのヒントをご紹介します。セミナーアンケートでも好評を得ている、人気のテーマです。

③臨床データからみる　イマドキの子どもたちとの関わり方・間の取り方の秘訣
 子どもたちとの関わり方や間の取り方が難しくなった、と感じることはありませんか？以前とは何かが違うけれど、どう接するべきかがわからずにモヤモヤしていませんか？この講座では、昭和33年から現在までのＳＫＫ式クレペリン検査の臨床データをもとに、検査からみられる子どもたちの「メンタルヘルス（心の状態）」や「持ち味（性格）」の変化をご紹介し、イマドキの子どもたちの姿にせまります。さらにデータのもととなる検査のしくみをふまえながら、関わり方や動機づけのしかたについてわかりやすくお伝えいたします。なんとなく感じていたことがすっきりし、「そうだったのか」とご納得いただける子ども理解講座です。